【インナードライ・混合肌】保湿クリームでは改善しない肌内部の乾燥を皮膚科で根本的に改善する方法

こんにちは。肌が本来の健やかさを取り戻していくプロセスを、日々間近で研究しているルビー皮膚科クリニック代表院長のホ・ジョンです。
「朝晩、高価な保湿クリームを何度も重ね塗りしているのに、午後になると肌の内側はつっぱるのに、表面はベタついてしまいます。」
これは、いわゆる「インナードライ」に悩む患者様から、診察室でよくお聞きするお悩みです。肌表面は皮脂でテカっているのに、肌の内側には乾燥を感じる。一見すると矛盾しているようですが、実際にこうした状態に悩む方は少なくありません。
今回は、スキンケアだけでは改善しにくい肌のつっぱり感について、その原因を解説するとともに、肌の状態に合わせた皮膚科での治療・ケアについて詳しくご紹介します。
💡【3行でわかるポイント】
【肌内部の乾燥の原因】:保湿クリームは主に表皮の角質層にとどまりますが、肌内部の乾燥の本質は、真皮層の細胞外マトリックス(ECM)の損傷や基底膜の崩壊による水分保持力低下にあります。
【インナードライの悪循環】:真皮層の水分が足りなくなると、肌は自らを守るために皮脂を過剰に分泌し、「表面は脂っぽいのに肌内部は乾燥している」という状態がさらに悪化します。
【根本的な改善方法】:真皮層に直接、肌の再生成分を注入するリジュランヒーラーや、LDMウォータードロップリフティング、高濃度ヒアルロン酸スキンブースターなどを用いて真皮環境を整えることで、水分と油分のバランスを正常な状態へ導きます。
A. 保湿クリームをいくら塗っても肌内部の乾燥が改善されない解剖学的な理由
私たちの肌は、大きく分けて「表皮・真皮・皮下組織」の3つの層で構成されています。一般的に使用する保湿剤や保湿クリームは、肌の最も外側にある「表皮の角質層」にのみ作用します。
【表皮バリアの限界】:表皮は、外部からの有害物質の侵入を防ぐ緻密なバリア構造になっているため、化粧品に含まれる高分子の保湿成分が深部の真皮層まで届くのは難しいとされています。
【真皮層の細胞外マトリックス(ECM)の変化】:肌内部の水分を保持する役割を担っているのは真皮層に存在するヒアルロン酸(HA)、コラーゲン、エラスチンです。また、加齢や紫外線、ストレスなどによって真皮層のECM環境が損なわれると、肌内部の「水分貯蔵庫」そのものが失われてしまいます
【皮脂の過剰分泌による悪循環】:真皮層の水分が足りなくなると肌の防御機能が働き、皮脂腺が過剰に活性化します。その結果、肌表面は皮脂でテカっているのに、肌内部はひどくつっぱる「インナードライ肌」が形成されます。

B. 自分の肌に合っている?おすすめの方・施術前に注意が必要な方
1)このような方に特におすすめです。
- 洗顔直後から肌がひどく乾燥し、裂けるような強いつっぱり感を感じる方
- 肌の水分・油分のバランスが乱れ、表面はベタつくのに肌の内側は乾燥や小じわが生じる方
- 肌が敏感になり、化粧品を変えたり、少し刺激を受けただけでも赤みや肌トラブルが出やすい方
2)このような方は、まず事前のケアが必要です。
施術部位に急性の炎症性ニキビや化膿性の症状が強く出ている方
(まず炎症を落ち着かせてから、スキンブースターの施術を受けることをおすすめします。)
C. 肌内部の乾燥を根本から改善する3つの方法
- リジュランヒーラー(PN)— 真皮の再生・肌バリアの復元:サーモンDNAから抽出したPN成分を真皮層に直接注入することで、損傷された細胞外マトリックス(ECM)環境を整え、基底膜を強化します。それによって、肌本来の水分保持力を高めるこができ、肌内部の乾燥と敏感さを同時に改善することが期待できます。
- LDMウォータードロップリフティング — 高密度超音波による水分交換:ナノ秒単位の高密度超音波エネルギーを利用して、肌内部の水分を表面へ引き上げ、細胞膜を刺激し、肌の水分量を最大限に高めます。痛みやダウンタイムがほとんどない、代表的な保湿・鎮静ケアです。
- ヒアルロン酸(HA)スキンブースター/水光注射:自身の体積の数百倍に達する水分を引き寄せるヒアルロン酸成分を真皮上層に直接注入し、肌内部の「水分貯蔵庫」を素早く満たします。
D. 肌内部の乾燥改善策の比較
| 区分 | リジュランヒーラー | LDMウォータードロップリフティング | ヒアルロン酸スキンブースター |
|---|---|---|---|
| 主成分・原理 | PN(生体適合性のあるDNA断片) | 高密度の交差超音波エネルギー | ヒアルロン酸(HA) |
| 主な役割 | 真皮環境の再構築・肌バリア機能のサポート | 肌の水分環境を整え、鎮静をサポート | 真皮層への直接的な水分補給 |
| 痛み・ダウンタイム | 注入時に痛みあり。エンボスは1〜2日程度 | 痛み・ダウンタイムはほとんどなし | エンボスは1日程度、微細な針跡あり |
| 適したお悩み | 敏感肌・肌内部の乾燥・低下した肌バリア機能 | レーザー後の乾燥・肌のつっぱり感 | 肌の乾燥・水分不足によるキメの乱れ |
E.効果の持続期間とおすすめの施術時期
- リジュランヒーラー:2〜3週間おきに3〜4回の初期治療を行うことで、真皮環境が整い、6か月以上にわたって安定したうるおいとハリを維持することが期待できます。
- LDMウォータードロップリフティング: 1〜2週間おきに5〜10回のケアを受けるか、あるいは、レーザー/スキンブースターの施術後に併用することで、肌の落ち着き及びうるおいが継続的に維持することが期待できます。
F. 🔥肌内部の乾燥を改善するための最も有効な組み合わせ
リジュランヒーラー+LDMウォータードロップリフティング:リジュランで真皮内に肌の再生成分を注入した直後、LDM超音波ケアを行うことで、痛みや赤みを素早く落ち着かせると同時に、薬剤の真皮層への拡散・吸収を大幅に高めることが期待できます。
水分HAスキンブースター+スキンボトックス:水分スキンブースターで真皮層に水分を大量に補給すると同時に、スキンボトックスで過剰な皮脂分泌を抑え、毛穴を引き締めることで、理想的な水分と油分のバランスを整えることが期待できます。

G. ホ・ジョン院長の実践的なノウハウ&診療における知見
肌内部の乾燥治療の成否は、「なぜ肌が水分を失ってしまったのか」という原因を的確に分析する点にあります。
単純に水分を入れる水光注射の方法のみでは、バリア機能が壊れた肌からの水分流出を防ぐことはできません。ルビー皮膚科クリニックでは、施術前に、まず、精密な肌診断を行い、真皮層のダメージの程度や皮脂分泌量を正確に測ります。
また、水分の喪失が著しく、肌バリアが薄くなっている患者様には、まずリジュランヒーラーを真皮上層へ精密に注入します。その後、水分を守る「土台」を整えたうえで、LDMによる高密度超音波ケアで真皮層の水分密度を高めていきます。
このようなプロセスを経ることで、肌表面はさらっとなめらかで、内側はみずみずしく潤った、まさに「リアルオアシス」のような肌を目指すことができます。
📌【最後に】施術前後の注意事項
過度な洗顔を控える:インナードライが気になる方は、洗浄力の強い洗顔料や、洗い上がりに肌が過度につっぱるようなクレンジングを避けましょう。
ぬるま湯と肌に合った洗顔料を使用し、肌をこすりすぎないようにすることで、 肌のバリア機能を保つよう心がけましょう
十分な水分補給:真皮層にヒアルロン酸やPN成分が定着した後は、十分に水分を摂取することで、肌へ水分を引き寄せる相乗効果をさらに高めることが期待できます。
紫外線・熱刺激に注意: 施術後1週間は、サウナや激しい運動など、真皮層の水分を奪う可能性のある熱刺激を避け、日焼け止めを丁寧に塗ってください。
