ルビーコラム

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【リジュランヒーラー】特に痛みが強い理由と、睡眠麻酔なしでも痛みを抑えて受けられる注入方法

著者 허정
【リジュランヒーラー】特に痛みが強い理由と、睡眠麻酔なしでも痛みを抑えて受けられる注入方法

診察室に入ってこられる患者様の10人に7人は、まず「先生、リジュランが効果的なのは分かっているのですが、本当に涙が出るほど痛いのでしょうか?」と質問されます。今回は、リジュランについてお話ししたいと思います。
ルビー皮膚科クリニック代表院長のホ・ジョンです。

リジュランヒーラーは痛みが強いことで知られているのは事実ですが、痛みが生じる原因を医学的に理解し、事前の麻酔ケアや注入テクニックを工夫することで、睡眠麻酔を行わなくても十分にリラックスして施術を受けていただくことができます。

また、ご自身の肌状態や痛みへの敏感さに合わせて、リジュランヒーラー・HB Plus・リジュランiの中から適切な製剤を選択することも重要なポイントです。

💡【3行でわかるポイント】

【効果・特徴】:サーモンDNA由来のPN(Polynucleotide)成分が真皮の密度を高め、ダメージを受けた肌のバリア機能や肌内部の乾燥を根本から整えます。

【痛みの本当の原因】:高粘度のゲルが真皮層を押し広げることによる物理的な圧迫感に加え、体液とのpHや浸透圧の差による化学的刺激が重なることで、痛みが生じます。ナノニードルや振動刺激、麻酔の密閉療法などを組み合わせることで、施術時の痛みを大幅に軽減することができます。

【おすすめの施術間隔&相乗効果】:3~4週間おきに3回施術を受けることで、6か月以上の効果維持が期待できます。LDMの「ウォータードロップリフティング」やスキンボトックスを併用することで、肌の回復やキメの改善にさらなる相乗効果が期待できます。

A. リジュランヒーラーは、どのような仕組みで肌を回復させるのでしょうか?

リジュランヒーラーの主成分であるPNは、サーモンの粘液細胞から抽出した高分子DNA断片です。単に肌の水分や油分を補う一般的なスキンブースターとは異なり、肌の真皮層の環境そのものを整え、再構築することを目指します。

【主な効果1(肌バリアの再構築)】:加齢や刺激によって薄くなった真皮層の厚みや密度を高め、肌本来の再生力を整えます。

【主な効果2(肌内部の乾燥・水分油分バランスの改善)】:肌内部の水分保持力を高め、皮脂の分泌を整えることで、肌の内側から感じるつっぱりや乾燥を根本から改善します。

【主な効果3(赤み・外的環境への適応力を高める)】:敏感になった肌の炎症反応を落ち着かせ、赤みやほてりを和らげます。

B. 自分に合っている?(おすすめの方・おすすめしない方)

1)このような方に特におすすめです。

・どんな保湿クリームを塗っても、肌がつっぱるほどのひどい肌内部の乾燥にお悩みの方

・肌が薄くハリが低下して細かいシワができやすい方、または肌のバリア機能が低下している方

・季節の変わり目や外的環境の影響で、肌がすぐに赤くなったり敏感になったりする方

2)このような方には、他の施術がより適している場合があります。

・特定の部位の凹んだ傷跡や、深い部分のボリュームアップを希望される方
(ジュベルック ボリュームやヒアルロン酸注入がおすすめです)

B. なぜリジュランは特に痛みを感じやすい?(物理的+化学的な原因)

リジュランの注射が特にチクチクと痛く感じられる理由は、大きく2つあります。

化学的刺激(pH・浸透圧の差):薬剤が皮膚組織内に注入される際、体液とのpHや浸透圧の差によって神経末端が刺激され、「ヒリヒリする」「ピリッとする」独特の痛みが生じます。

物理的な圧迫(高粘度の製剤・真皮層の特性):水のようにさらさらした注入剤とは異なり、リジュランは粘度の高いゲル状の製剤です。神経伝達物質が密集する真皮上層の緻密な組織を押し広げながら注入されるため、組織が膨張することで圧迫感や痛みが生じます。

ルビー皮膚科の痛みを抑える3段階の工夫

ODT(密閉麻酔療法):単に麻酔クリームを塗って待つのではなく、浸透率を高める密閉塗布法を用いて、麻酔成分が真皮層まで十分に届くよう、30分以上かけて丁寧に管理します。

超微細ナノニードル(Nano-needle)の使用:一般的な注射針よりもはるかに細いナノニードルを使用することで、針が皮膚を通過する際に生じる初期の痛みを最小限に抑えます。

ゲートコントロール(Gate Control)による痛みの分散テクニック:施術部位の周辺に微細な振動刺激を同時に与えることで、脳へ伝わる痛みの信号を分散・抑制する方法を取り入れています。

(痛みに非常に敏感な方には、リドカインの局所麻酔成分を含むリジュラン HB Plusを選択するのもおすすめです。)

D. 効果の持続期間とおすすめの施術間隔

効果を実感できる時期:施術後3~5日ほどで、注入部位のエンボス(肌表面の凸凹)が落ち着き始め、1~2週間ほど経つと肌のキメがなめらかになり、肌内部の乾燥が改善されていくのを実感できます。

おすすめの施術間隔: 3~4週間おきに、3回続けて施術を受けることをおすすめします。

効果の持続期間: 3回の施術を受けることで、肌の土台が整い、コンディションが向上した真皮層の状態が6か月~1年程度維持されます。

肌状態と痛みの感じやすさに合わせたリジュラン3種類の比較

リジュランには、肌状態や痛みの感じやすさに合わせて選べる3種類があります。

区分リジュランヒーラー(オリジナル)リジュラン HB Plusリジュランi(アイリジュラン)
主成分PN 100%PN+HA+リドカイン(局所麻酔)PN(低粘度)
痛みの程度中~強弱~中(痛み50%以上軽減)弱~中
主な対象顔全体・低下した肌バリア機能痛みに敏感な方・ひどい肌内部の乾燥目元・目の下の薄い肌、目元の細かいシワ
特徴・効果真皮層を根本から整えるスタンダードな治療麻酔成分を含み、快適に施術を受けられ、施術直後からうるおいを実感低粘度のためエンボスや内出血が少なく、クマ・目元のキメを改善

E. おすすめの施術間隔と相乗効果のある組み合わせ

リジュランヒーラー+LDMウォータードロップリフティング:

リジュランの施術直後にLDMによる超音波ケアを行うことで、エンボスや赤みがより早く落ち着き、薬剤の真皮層への浸透率や肌のうるおい感を高めることができます。

リジュランヒーラー+スキンボトックス:

リジュランで肌内部の真皮環境を健やかに整え、スキンボトックスで表面の細かいシワや毛穴を引き締めることで、「内側からのハリ+外側のなめらかさ」という相乗効果が期待できます。

G. ホ・ジョン院長の実践的なノウハウ&診療における知見

リジュラン施術の成否は、「真皮層に正確にエンボスを作れるかどうか」にかかっています。深く入りすぎて皮下脂肪層に注入すると痛みは少なくなりますが、効果が低下する可能性があり、逆に浅すぎると薬剤が皮膚表面に漏れ出てしまいます。

一箇所ずつ注入する際、針の角度と注入する深さを一定に保つよう繊細な手技で施術を行い、薬剤が注入された際に、皮膚表面に透明感のある均一なエンボスがしっかりと形成されていることを確認します。このように注入の深さを精密にコントロールすることが、痛みを抑えながら、安定した効果を引き出すための重要なポイントです。

「痛そうで、なかなか受ける勇気が出ない」という方には、リドカインを配合したリジュラン HB Plusをおすすめしています。また、目元の細かいシワや、薄くなった目の下のクマが気になる方には、よりなめらかな製剤であるリジュランiを丁寧にレイヤリングして注入します。

痛みは、ただ我慢するものではありません。痛みが生じる原因を正確に把握し、ナノニードルや振動テクニック、ご自身に合った製剤(HB Plusなど)を選択することで、十分にコントロールすることができます。エンボスがしっかりと均一に形成されるよう、正確な真皮層に注入する繊細な手技こそが、効果と痛みのコントロールを左右する重要なポイントです。

📌【最後に】施術前後に必ず守っていただきたい注意事項

施術当日:施術後にできる肌表面の凸凹としたエンボスは、薬剤が吸収されるにつれて1~2日ほどで自然に消えていきます。手で押したり、潰したりしないでください。

施術後の洗顔・メイク:当日は軽く水洗いする程度の洗顔は可能ですが、メイクは針穴が閉じる翌日から行うことをおすすめします。

回復期のケア:肌の再生が活発になる時期ですので、再生クリームと日焼け止めを丁寧に塗ってください。また、1週間はチムジルバン、サウナ、飲酒をお控えください。